夏の出来事 その1

暑い暑いと言っていた夏も、気がつかないうちにススキの穂を見つけたり、コオロギの音が聞こえてきたり、秋の気配を少しずつ感じるようになってきましたが、まだまだ、残暑は厳しいようです。今年の夏は異常ともいえる連日35℃前後の猛暑日で、毎日のように熱中症の事故やゲリラ豪雨の災害が報道されていました。ある、雑誌のコラムを読んでいたら、50年程前の東京で最高気温が30℃を超えたとニュースが伝えていたらしいけれど、30℃が涼しく感じるのは私ばかりではないようです。

 これが地球温暖化の影響ともなれば、少々真剣に考える必要があるようです。地球温暖化の影響は、「気温を上昇させる」というより、「気温が下がらなくなる」現象らしい。すっぽりと地球が温室の中に入ってしまって、今まで南の地域でしか収穫されなかった果物がたわわに実り、日本古来の季節の野菜がもう育たなくなってしまい、作物の収穫分布までが変わってしまうなどといった記事を読むと、他人事ではもう済まされません。

  
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 連日の猛暑日にヘトヘトになっている大人を尻目に子どもたちは元気です。まごころ学園のプールは、毎日のように地域の障がいを持つ子どもたちを交えて大賑わいです。涼しそうな水しぶきの音とともに楽しい歓声が園長室に届きます。明日は、いよいよ新学期の始まりです。賑わったプールも来年まで暫くお休みです。どの子も日焼けした顔で一段と頼もしく見えます。


  平成22年8月31日    園 長  金 安 良 則

  

2010.09.02

夏の出来事 その2

賑やかといえば、夏休みに入ったばかりの7月25日には、地元の見附まつりの樽はやしに参加しました。
お祭りの参加は、江部次長が利用者の皆さんと一緒に見附まつりを楽しみたいとの2年越しの思いから、たくさんの力強い協力を得て実現しました。

参加者は当初の予想に反して40名を超えてしまい、後から樽の貸し出しを追加するうれしい誤算もありました。

樽はやしは見附まつり一番のメインの出し物。お囃子のリズムに乗って樽を叩きますが、曲目は、スタンダード曲2曲とオリジナル曲2曲の4曲。最初のうちは、勝手勝手に樽を叩いているだけで、どれがスタンダード曲かオリジナル曲か区別がつきません。どちらかといえば、騒音に近いものがありました。
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お囃子の指導は、前田、宮﨑両新人指導員。与えられた期間は2週間です。曲目に合った叩き方や振り付けを、連日優しく、時に、厳しく指導してくれました。オリジナル曲は、ちびまるこちゃんのテーマ。みんな大好きで覚えも早いようです。地元で樽はやしの参加経験もある学園の田崎さんは、先頭に立ってみんなのお手本です。
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不思議なものです。あれほど揃わなかったリズムが、日増しにしっかりとしたリズムになって、ひとつのチームのリズムになってきました。早々にリズムを覚えて上手に叩く方もいれば、全くリズムと関係なく叩く方もいます。同じテンポで叩き続ける方もいます。時々気がついたように叩く方もいます。でも、それぞれの叩く音が重なって、その音が共鳴し、交響し合って、ひとつのリズムになってきました。みんなの楽しさの思いが重なったんだと思いました。

私はと云えば、次々とリズムに合わせて樽を叩く利用者さんを横目で見ては、ワンテンポ遅れて樽を叩くリズム感の悪い私を含めた数名の職員とようやく最終日に及第点をもらいました。
いよいよお祭り前日です。私が担当する、ちびまる子ちゃんファミリーの看板も出来上がりました。仮装する職員の衣装の試着も終わり、本番を迎えるまでになりました。

 

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お祭り当日もぐんぐんと気温が上昇します。今日も1日暑い日になりそうです。夕方6時に「まちなかまごころ」集合。いつも「まちなかまごころ」の創作活動やお茶の間サロンに顔を出す仲間たちも駆けつけてくれました。お揃いの法被に着替え、いよいよ出発です。市街地を抜けて会場のメインストリート迄が最後の練習です。職員が思い思いに仮装した「ちびまる子ちゃんファミリー」をお互いに見合っては笑っています。圧巻は、岡主査扮するデカまる子ちゃんです。握手を求めた子供が怖がって逃げていく始末で、先行き心配です。

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見附市役所チームに参加されていた久住市長にそれぞれが表敬の握手を済ませ、「えいっ、えいっ、おぉっー」の掛け声とともにスタートです。会場の沿道にはたくさんの観客で埋め尽くされ、お祭りの熱気がぐんぐん伝わってきます。最初は気恥ずかしさと会場の熱気に押されて大人しいスタートでしたが、徐々に周りの声援に元気づけられてお祭りモードになってきました。樽を叩くバチにも力が入ります。仮装のちびまる子ちゃんファミリーも観客の笑いを誘います。
山車の上では、いつも以上に凛々しい井口主任の太鼓が鳴り響き、樽はやしも最高潮です。

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途中休憩で少し疲れた頃、柳原前園長が激励に駆けつけてくださり、みんなの元気もリセットです。沿道からも家族の拍手が頑張りの背中を押します。「さぁー、頑張るぞー」とだれかれとなく声をかけます。

開始してから1時間30分、走行距離1.5キロ。暑い暑い1日がようやく終わりました。どの顔も汗びっしょり。沿道の明かりに照らされてきらきら光っています。誰もがやり終えた達成感と満足感でにこにこ顔です。
「さぁっ まちなかまごころに戻ってご苦労さん会だよ。」

「スイカあるの」「コーラは」「おにぎりは」ともうお腹モードに切り替えです。

 

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まちなかまごころでは、前日からキュウリ50本を漬けて、みんなのおなかの元気を支えた小林係長がすっかりご苦労さん会を整えて待っていてくれました。にこにこ顔でスイカやおにぎりやキュウリを頬張るみんなへ、今日は本当にご苦労様でした。

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たくさんの方の力に支えられて、楽しくお祭りに参加することができました。たくさんの笑顔をもらうことができました。

最後まで粘り強くチームを牽引した江部次長始め、様々な準備に頑張ってくれた職員の皆さん。ありがとうございました。

最後まで沿道から声援を送っていただいた家族の皆さん、ありがとうございました。

陰の力になって、ちびまる子ファミリーの衣装を連日夜遅くまで作製していただいた江部次長の奥様、ありがとうございました。

最後に、ちびまる子ちゃんファミリーとまちなかまごころ樽はやしチームの皆さん、ご苦労さま、そして、ありがとうございました。
平成22年8月31日   園 長  金 安 良 則

2010.09.02

夏の出来事 その3

樽ばやし参加が終わって休む暇なく、今度は、まごころ学園・寮の年中行事では一番の大きな行事「サマーフェスタ2010」の8月8日開催に向けての準備が始まります。前任の柳原前園長の「参加する利用者ひとりひとりに、より楽しんでいただけるような行事にしよう。」との思いを引き継ぎ、昨年度以上の計画を5月から準備を進めてきました。会場準備も例年より3日早く進めました。連日、猛暑日による熱中症の事故が報道されています。ギラギラ太陽が頭をクラクラさせます。グラウンドやら駐車場やらの整備に1時間も作業をすると、Tシャツから汗が滴り落ちてきます。「雨が降るよりいいよね」なんて呑気なことを言っている職員もいます。それでも、連日の猛暑日の中で頑張ったかいもあり、開催当日の午前中には殆ど会場が出来上がりました。

 

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開催時間は午後5時、家族の方たちが集まる午後3時までには十分すぎる準備時間です。青少年ボランティアの中高生やまごころヘルプのボランティアの方たちも朝から準備に加勢してくれています。

当日も最高気温34度の予想。降水確率0%。一部地域によっては大気が不安定になり、雷雨ありとの予報。朝から、雲ひとつない、まさに猛暑日に相応しい空。内心ちょっとくらいお湿りが欲しいぐらいの天候です。

午後は、テントと提灯の最終セッティング。会場を殆ど覆ったテントは、消防署と市役所からも借り受けて総数15張のテント。参加予想の300人程度なら、一時的な雨くらいは凌げそうです。それぞれのテントの周りには、提灯をとりつけ、一大ビアガーデンの出現かと思いました。

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殆ど完成の午後3時、遠雷が遠くで鳴っていました。少しずつ雷の音が近づき、ひと雨来るのかなと少し心配になりましたが、これまでもお湿り程度の雨雲が素通りしていくばかりだったので、あまり気にも留めず準備を進めていました。
そうこうしているうちに、まごころの上には黒々とした黒雲が垂れこめ、雨が当たり始め、それと共に風も出てきました。みるみるうちに雨足が強まり、強風が吹き始めてきました。その時です。強風が吹き荒れ、空から製氷器から氷をばらまいたような直径2~3センチの雹がバラバラと叩きつけるように降り落ちてきました。
こんなことってあるの?! 猛暑日の悪夢のような出来事です。

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職員は準備し終えた会場のテントやらテーブルを必死の思いで支えています。でもこれ以上は危険です。待機の指示を出した途端、テントは反転し、揃えたてのテーブルや椅子も薙ぎ倒されていきます。ゲリラ豪雨様のお通りです。15分ほど経って、ゲリラ豪雨は去って行きました。
お客様を迎えるばかりの会場は、もう散々たる状況でした。殆どのテントの脚は無残に折れ曲がり、テーブルや椅子は横倒しになり、飾り付けた提灯や吹き流しは飛び散らされて、一大ビアガーデンは見る影もありません。おまけに、音響機器はびしょ濡れになり使用不可能。

どの職員の顔も意気消沈した表情になり、どこからとなく「もう駄目だね」「サマーフェスタは中止だね」と声が聞こえます。これだけ職員全員で準備を頑張ってきたのに残念で仕方ありません。

 

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ゲリラ豪雨が去って15分の経たないうちに、空は何もなかったように抜けるような青空が広がっています。しょげているばかりではいられません。中止にするにしても、多くの屋台店の業者やイベントボランティアに中止を告げなければなりません。業者の方は当日の参加人数に合わせてたくさんの材料を用意されていたはずです。既に遠方から向かっておられる方もいます。楽しみにしている利用者の皆さんはすでに法被に着替えています。決断の時です。誰よりもサマーフェスタの成功を願っていた企画担当の職員を園長室に集めました。誰もが中止の指示とその後の対処と思って入室してきたようです。
表情も曇りがちです。仕方ないと言え、どの顔も諦め切れない、納得出来ないといった様子です。消化不良そのものです。
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それぞれの職員から意見を求めました。「実施したいけど、このような状態では中止はやむを得ないと思います。」「仕方ないけど中止だと思います。」「なんとかやれればと思うのですが…。」と元気なく答える職員同様に、頭の中では、会場の無残な姿と楽しみにしていた子どもたちや利用者の方たちの顔がぐるぐると回っています。しばらく沈黙が続きます。
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「本当にできないだろうか?」中止にしてもその後の対処は、実施することと同じくらい労力が必要です。ましてや、やったとやらないでは、その労力に対する達成感や満足感は何十倍も違ってきます。その時です、小さな声で「なんとかやりたいです。」という声が聞こえました。その声が少しずつ大きくなって「なんとかできると思います。」に変わり、不安はありましたが、なんとかできそうだぞと云った小さな自信が職員の間に湧いてきました。取り敢えず被害状況を調べてもう一度15分後に集まろう。小規模で良いから、出来ることをやろうと云うことになり、職員の前向きな気持ちがひとつになりました。少し元気が出てきました。開催時刻まで1時間30分を切りました。
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被害状況を調べた結果、被害が大きく思えた会場のテントを撤去すれば何とかお客様を受け入れることができそうです。使用不可能な音響機器は、急遽馴染みの電気屋さんが貸してくださることになって、これで何とか形になります。飾り付けや照明機器は残念ですがあきらめるしかありません。そうと決まれば、破損したテントやテーブルの撤去です。幸いにも業者の屋台店はその後のセッティングだったため、職員やボランティアの方に交じって業者の方までが撤去作業を手伝ってくださいました。

開催時間の午後5時になりました。お客様が次々に来園されてきました。皆さんも事情が分かってか、「大変だったですね。」と言いながら、会場作りを手伝ってくださいます。あとひと踏ん張りです。

 

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午後5時30分。30分遅れでしたが、会場が整いオープニングを迎えました。葛巻葡萄のみなさんの賑やかな踊りがこれまでの惨事を吹き飛ばしてくれるようです。アルビレックスチアリーダーのみなさんの「元気!」「勇気!」「笑顔!」の掛け声に合わせた演技に見惚れているうちに、何もなかったようなそんな錯覚をしてしまいそうです。屋台店も大賑わいです。子どもたちも利用者の方たちも思い思いに楽しんでいます。あちらこちらに笑い声がいっぱいです。

酒販組合の屋台店の生ビールも売れ行き好調です。地域支援係の屋台店では松村主任が焼くタコ焼きも大好評で飛ぶように売れています。給食の業務委託の日清医療食品の皆さんも焼きそばに、唐揚げにとてんてこ舞いです。懐かしいポップコーンのお店、いくつもの自家製アイスを揃えたお店、焼き鳥のお店では匂いに誘われて長い列ができています。いくつもの屋台店に囲まれて、テントの屋根のなくなった会場は、いつのまにかに星空を見ながらの野外レストランに変身です。

子どもの遊び場コーナーでは、新潟中央短期大学のボランティアの皆さんが一生懸命に作られたつりぼりゲームの魚たちがゲリラ豪雨と共に逃げ出してしまい、一時は中止になってしまったけれど何とか修復ができ、くじ引きのコーナーとともに子どもたちがたくさん集まっています。隣の体育館は、大きなトランポリンや遊具を設置した屋内遊技場です。

数時間前の惨状が嘘のように、例年と変わらない賑やかなサマーフェスタがあちらこちらにありました。

 

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サマーフェスタ2010もいよいよ終盤です。新潟市からわざわざ私たちのサマーフェスタのために出演を快諾していただいたお笑い集団NAMARAの脳性マヒブラザーズの周佐さんとDAIGOさん、会場設営が不十分で移動などにお困りの点もあったかと思いますが、楽しいお笑いコントをありがとうございました。また、一緒に来られた見附市出身のお笑いコンビのカエルとミジンコさんも楽しいコントをありがとうございました。まだ高校生なんですね。これからもプロ目指して頑張ってください。

最後の演目は、ネーブルダンスの皆さんと利用者の皆さんが輪になって一緒にダンスや踊りを楽しみフィナーレを迎えることになりました。踊りを踊る利用者さんや職員の笑顔を見て、隣にいた企画担当の職員に「やってよかったね。」と話すと、笑顔で頷いてくれました。いよいよフィナーレのまごころ大スターマインの打ち上げです。55発の花火が夜空に打ち上がるたびに、長かった1日が思い出されて、ドーンと響く花火の音とに併せて、ジーンと胸に込み上げてくるものがありました。たくさんの支えがあって、強い強い絆を実感した1日でもありました。皆さん本当にありがとうございました。

「元気!」「勇気!」「笑顔!」をたくさんいただきました。

 

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お客様が帰られ、会場の照明が落とされ、園長室に戻りちょっぴり「ほっ」とした時間、改めて、1日のことが鮮明に甦ってきます。「不幸中の幸い」とは良く云ったものです。もしかして、あのゲリラ豪雨が、2時間後だったら、1時間後だったらと考えてしまいます。2時間後だったら、テントの被害どころではありません、300人も集まっています、移動の困難な方もいます。調理もしていました。もっと被害が大きかったに違いありません。1時間後だったら、もう準備の時間はありません。中止せざるを得なかったと思います。利用者の方も職員もけがや大きな被害も無く、ましてや、開催まで辿り着いて例年同様の楽しいサマーフェスタを開催できたのですから、これは不幸中の幸い以外なにものでもありません。
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「人間万事塞翁が馬」とは良く云ったものです。職員の落ち込んだ気持ちに勇気と元気と笑顔の力を貸してくださったのは、たくさんのボランティアの方々や屋台店の協力業者の方々、利用者の家族の方々、そして、当日のお客様でした。そのたくさんの方々との「絆」の大切さを改めて心に刻み込むことができました。
今年のサマーフェスタに名前を付けるとすれば「お陰様」と「絆」のサマーフェスタだったと思います。
なにより、職員一人ひとりが、お互いを信頼し合い、あきらめずに開催に向かって精一杯頑張ったことも、これからのまごころ学園・寮にとっては大きな収穫だったと思います。

サマーフェスタにお出でいただいた皆さん、本当にありがとうございました。そして、お疲れ様でした。

最後に、早くから準備を始めアクシデントにも挫けずに中心になって頑張っていただいた、企画担当の金安主任、山崎主任、高橋主任、皆川指導員、小栁指導員、大変お疲れ様でした。

担当係を脇から支えた職員の皆さん、大変お疲れ様でした。

ありがとうございました。

 

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暑かった夏も終わり、明日からは、暦の上では、秋です。今年の残暑は暫く続くと天気予報が伝えています。私の夏の宿題の「施設長だより」もようやく書き終えることができました。もっと早くからやればよいのにと声が聞こえてきます。溜まりに溜まった日記を一気に書いてしまったので、長文になってしまい読みづらいかと思いますがご了承願いたいと思います。子どもの頃からの性格は変わらないものです。
「 宿題の 積もりし時を 秋迎え 」

平成22年8月31日    園 長  金 安 良 則

 

2010.09.02

施設長だより 一 点 素 心

施設長だより一 点 素 心

いよいよ念願だったホームページの発信です。
ここ5、6年の障害福祉の大きな広がりと深まりには目覚ましいものがあります。障害者福祉に関わる者ですら十分に咀嚼できないことが多くあります。盛んに言われる「施設から地域へ」の思いは大切にしなければなりませんが、そこに共生する条件のある「地域」がなくてはなりません。脱施設イコールグループホーム型ノーマライゼーション運動はどうも早急過ぎるようにも思われます。もっともっと語り合い、お互いが理解し合うことが大切です。作成したホームページは、まごころ学園・まごころ寮のこと、障害のこと、そして、障害者を包み込む地域のことをもっと広く理解していただきたい、もっと皆で語りたい、そのような思いから出発しました。
先日、市民の方から匿名でご注意のお手紙をいただきました。障害者の方が、レストランでの支払いの際、支払い方法が十分に理解していないようで、ご本人もお店の方も戸惑い不安そうだった。近くに支援者がいるにも拘わらず、ほとんど対応していなかった。もっと温かな対応をしてもらいたい。と云った内容のものでした。
将来の地域での生活を目指し、機会を設けて実際に経験することを目的にした地域参加のためのプログラムでした。できる限り「援助」と「参加」によって地域の一員になる。利用者の自己実現に向けて懸命に取り組んでいたところでした。しかし、数年後の地域移行を急ぐあまり、できるだけ本人の力量で「参加」することを重視し過ぎてしまい、「援助」の配慮が十分でなかったようでした。「機会と励まし」「実際に経験する」「達成感を得る」「自信を積み上げる」こうした、丁寧なステップが必要だったと思います。それは、障害のある方だけでなく、地域の方たちに向けた取り組みにも同じように言えることです。
「地域があること」「地域に参加すること」 目標に向かってひとつひとつ丁寧に取り組んでまいりたいと思います。今後とも皆様の温かなご指導ご協力をお願いいたします。                      

平成22年7月16日   園 長  金 安 良 則

 

2010.07.15
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